オリジナルのソースコードでは Interix 上でコンパイルできない vim (ver7.4.430) ですが、2015年1月現在、pkgsrc 上で簡単にビルドをして、Windows上で使い慣れた vim を利用できるようになっています。必要なパッケージは pkgsrc で全自動でインストールし、自動的にパッチを当ててコンパイルを実行してくれます。
手順で変わったところとしては vim のライセンス同意の一文 ACCEPTABLE_LICENSES+= vim-license を mk.conf に追記するのみです。
[手順]
[bash4.2 - root: /]# vi /usr/pkg/etc/mk.conf v
/usr/pkg/etc/mk.conf
.ifdef BSD_PKG_MK # begin pkgsrc settings
PKG_DBDIR= /var/db/pkg
LOCALBASE= /usr/pkg
VARBASE= /var
PKG_TOOLS_BIN= /usr/pkg/sbin
PKGINFODIR= info
PKGMANDIR= man
TOOLS_PLATFORM.install?= /usr/pkg/bin/install-sh
TOOLS_PLATFORM.xargs?= /usr/pkg/bin/xargs
TOOLS_PLATFORM.awk?= /usr/pkg/bin/nawk
TOOLS_PLATFORM.sed?= /usr/pkg/bin/nbsed
ACCEPTABLE_LICENSES+= vim-license # VIMのライセンス同意のチェック
.endif # end pkgsrc settings |
[bash4.2 - root: /]# cd /pkgsrc/editors/vimc
[bash4.2 - root: vim]# bmake install
⇒ NetBSD以外のOSでは make の代わりに bmake を使用します。
関連パッケージのダウンロード、パッチの適用など全自動で行ってくれるのでとても楽です。そして、この画面を見て OSがWindows だと思う人はほとんどいないと思います。数分するとvimのビルドが終わります。
[bash4.2 - root: vim]# /usr/pkg/bin/vim
vim の最新版 7.4.430 がWindows (Interix)上で動作するようになりました。これはうれしいです。
以上 |