telnetコマンド
システム管理者 Unixパワーユーザのためのコマンドリファレンス

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telnet

パスワードや通信内容を暗号化せず平文のまま送信するなどtelnetの仕様が昨今のインターネット環境にそぐわなくなったため、telnetクライアントはクローズドなネットワークなどを除き、リモートコントロール用ソフトウェアとしてはほとんど使用されなくなった。昨今はtelnetは用いず暗号化通信を可能にしたSSH(セキュアシェル)を用いる。

しかし、telnetコマンドそのものは使い勝手が良く汎用性があるためインフラ系エンジニアの間では現在でもtelnetコマンドをリモート接続以外の用途、疎通確認やポート調査で使用することが多い。


オプション
- 準備中・・

使用例
◆telnetクライアントとして使用

# telnet 192.168.10.1
Terminalに接続することが可能。Unix/Linux以外でもWindows Serverなどtelnetサービスが稼動していれば接続が可能。

昨今、telnetクライアントとして利用することはあまりなく、シェルプログラミングやネットワークの疎通確認で用いることが多い。以下はそれら応用の使用方法。


◆telnetでメールを送信する
$ telnet 10.0.0.123 25

HELO localhost
MAIL FROM: tsuser@mydomain.com
RCPT TO: ts_admin@mydomain.jp
DATA
From: tsuser@mydomain.com
Subjet: Test E-mail
Testing..
.
QUIT

後日追記するが、上のようにSMTPプロトコルを用いてメールを送信したり、HTTP、FTPなど各種プロトコルを使用した通信や疎通試験、動作確認が可能。さらにこれらをシェルプログラミングに利用すれば、テストコマンド、運用アプリケーションなどを容易に開発することが可能。




関連項目
ssh 通信を暗号化したSSHのクライアント。
lsof ポートの使用状況を確認することが可能
netstat ネットワーク通信の状況を確認