ls (-lオプション) コマンドの実行結果の見方
# ls -l
drwrx-xrw-x 1 root root 24 10月 14 21:43 work
-rwxrwxrwx 1 root root 24 10月 14 21:43 sh_tool.sh
左一列目のファイル属性の見方は次の通り
[-][rwx][rwx][rwx]
[ファイルの種別][ファイル所有者の権限][ファイル所有者と同じグループに所属するユーザの権限][無関係なユーザの権限]
<属性> root admin <更新時刻> <filename>
と記されている場合、ファイルの所有者はroot、ファイル所有のグループは admin となる。
■ファイル属性の変更手順
下記の数値を合計して、読み書き実行の権限を表現する。
Read=4 読み込み・表示
Write=2 更新・上書き
eXecute=1 ファイルの実行
6ならば、表示・更新○実行×、5ならば読み実行○変更×、1なら実行のみOKと言った具合。
また、下記のように+を許可、-を不許可として属性を変更することも可能。
chmod +w <filename>
chmod -x <filename>
drw-rw-rw- の場合、種別がディレクトリで、表示・更新が可能
-rwxrwxrwx の場合、種別がファイルで、表示・更新・実行が可能
# ll
-rw-r--r-- 1 root root 24 10月 14 21:43 sh_tool.sh
◆全員に表示・更新・実行を許可
# chmod 777 sh_tool.sh
# ll
-rwxrwxrwx 1 root root 24 10月 14 21:43 sh_tool.sh
◆所有者に表示・更新・実行を、グループに表示を許可
# chmod 740 sh_tool.sh
# ll
-rwxr----- 1 root root 24 10月 14 21:43 sh_tool.sh
◆全員に実行権限を付与
# chmod +x sh_tool.sh
# ll
-rwxr-x--x 1 root root 24 10月 14 21:43 sh_tool.sh
◆全員に更新・上書き権限を付与
# chmod +w sh_tool.sh
# ll
-rwxr-x--x 1 root root 24 10月 14 21:43 sh_tool.sh
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